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> エッセイメニュー クレーターレイク国立公園、オレゴン州 Crater Lake National Park, Oregon
サンフランシスコから国道1号線を北上すると、途中で国道101号線に合流しオレゴン州へと入って行く。
この太平洋の荒波に削られる海岸線はアメリカでも一番変化に富んだドライブウエイだ。5時間も走るとレッドウッド(セコイアの一種)の森で有名なレッドウッド国立公園に入り、道は険しく崖沿いをくねくねと曲がるがそれを過ぎると今度はなだらかなオレゴンコーストとへと続いて行く。
クレーターレイク国立公園はクレセントシティから東へ、国道5号線沿いのメドフォードへ行きここからなお75マイル北東の山の上にある。この辺はワシントン州のマウント・レ−ニアからマウント・シャスタ、セント・ヘレナ、マウント・フッドとかっては火山の大爆発を起こした高い山々が連なり、クレーターレイクはその火山帯の一つマウント・マザマが7千7百年も昔に爆発して出来たクレーターに水がたまったものだ。
「昔、昔、この世界は天を支配する酋長と地を支配する酋長の2つの国に別れていた。その頃はクレーターには水はなく、大きな穴が開いているだけで、地の酋長はこの穴を通じて時々天の国に飛び、お互い天と地の国は友好関係を作っていた。しかしある時地の酋長が、天の酋長の娘ロハを見初めた時から災いがはじまった。地の酋長はロハに結婚を迫ったが、ロハからは色好い返事はもらえず、その腹いせに地の酋長は煮えたぎるマグマを吹き上げ、荒らしを起こして天の国を攻撃した。あまりの勢いに天の国は荒れ果て、死人があたりを覆った。これに嘆いたロハは自分の身を地の国に通じる穴に投げ、天と地に通じる穴を塞いだのだという。地の酋長の攻撃はこれでおさまり、天の国に静けさが戻ってきたがロハの死を悲しんだ人々の涙がクレーターに流れ込みこんなに美しく青く澄んだ湖になった」といわれているのだ。
10月末から7月まで雪でクローズしている周囲6マイルのリムドライブは、夏の訪れとともに色とりどりの花が咲き乱れブラックベア−やボブキャツなどの高山の野生動物たちが闊歩する。
湖の中に浮かぶ富士山の形をしたウイザートアイランドは、大昔の火山の噴火を蘇らせ、湖の反対側にはファントムシップ(幽霊船)が無気味に浮かんでいる。今でも湖の底に眠ると信じられているロハの帰りをを待っているのだろうか?
神秘の青い湖はますます青さを増し、空の色と解け合って雪を抱いた山々を反射していた。
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